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粉瘤 表皮嚢腫

粉瘤は毛穴から発生すると考えられている嚢腫(医学用語で袋状のもの)です。

顔面や背中にできやすく、皮下にできる球状のしこりです。表面上はドーム状に盛り上がっていることもあれば、平坦な場合もあります。しこりの表面中心部に毛穴のような穴が開いていることが多く、診断の重要な所見になります。

粉瘤

治療を行わないで、様子を見ていると拇指頭大までに大きくなることが多いです。場所によってはダチョウの卵ぐらいまで大きくなることもあります。治療は手術での切除になります。紡錘形に切除して縫合するだけです。時間にして15分程度の手術ですので、当院では外来の合間に行うこともあります。

手術をすると袋をきれいにとることができるので、再発することもありません。手術しないで様子をみると、多くの場合中心部の穴から細菌が侵入し感染をおこします。

その頻度は明らかではありませんが、気になって触っていると炎症をより多く起こしやすくなります。

炎症を起こした状態の粉瘤 ※炎症を起こした状態の粉瘤です。

粉瘤が炎症をおこしてしまった場合には袋を切除することができないため、とりあえず表面皮膚を2cmほど(場所によりますが)切開して、袋のなかの感染したものを取り出し、抗生剤の内服をする必要があります。最低でも週に3回以上の来院が必要になるうえに、切開時にかなりの痛みも伴います。

炎症を起こす前に手術をおこなうことをお勧めします。炎症を起こした後では最低でも2ヶ月間手術を行っておりません。炎症を起こした粉瘤の切除は一度も炎症を起こしたことがない粉瘤に比べて切除時の難易度もあがり、手術を難しくさせます。

手術時の注意事項は以下のとおりです。

※血圧や血液サラサラの薬を内服してる方、麻酔で気分が悪くなったことがある方は事前に申し出てください。

【当日】

  • 当日患部は濡らさないようにして下さい。
  • 抗生物質が3日分(毎食後)、鎮痛剤が3回分出ますので、指示通り内服をお願いします。

【術後1日目〜術後7〜14日程度】

  • 基本的には翌日診察にきていただき、傷の状態を見させていただきます。
    (翌日が休診日の場合は翌々日)
  • 傷に問題がなければ、翌日から傷も濡らすことが可能となり、シャワーも浴びられます。
  • 翌日以降、ご自宅で消毒を毎日風呂上りにお願いします。
  • 自宅にあるマキロンなどの消毒薬で消毒し、ガーゼで保護をして下さい。

【抜糸後】

  • 傷を綺麗に治すために、茶色の紙テープを傷の上に貼って下さい。(術後1ヶ月位)
  • 赤みをとる軟膏(エキザルベ)が処方された場合には、テープを貼った上から軟膏を塗って下さい。